雷雲はライダーを追いかけてはいない >

雷雲はライダーを追いかけてはいない

雑誌とかのアンケート等で、「部下」のことを聞かれたとしたら、あなたはどんなことを答える?「蜃気楼」って、人それぞれで受け止め方が全然違うかもしれない。
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気持ち良さそうに踊る父さんと公園の噴水

少年は真夜中の三時に目が覚めてしまった。
夏休みに入って10日くらいたった夏の夜のことだった。
暑さのあまり熟睡できなかったのだろう。
扇風機は生暖かい風を送るばかりで、全然涼しさを感じない。

眠れないし、お腹も空いたので、少年は大好きなカレーを作る事にした。
冷蔵庫を漁り、野菜と肉を取り出し、炒めたり煮込んだりした。
夜が明けそうな時間には、少年の家からは、とても美味しそうなカレーの匂いがしてきた。

天気の良い火曜の明け方に熱燗を
一眼レフも、めちゃくちゃ好きだけれど、また例外的と言うくらい宝物なのがトイカメラだ。
2000円強出せばチープなトイカメがすぐ持てるし、SDがあるならばパソコンですぐ再現できる。
臨場感や、感動の瞬間を写すには、性能のいいカメラがお似合いだと思う。
だけど、そこの風情や季節の感覚を写す時には、トイカメラには他のどれにも負けないと熟考する。

凍えそうな週末の午前にシャワーを

友人の彼氏が梅干しを販売しているらしい。
都内に本部があり中国に店もあり、和歌山に工場がある。
全国にたまに、数人で組んだメンバーで訪問販売をするらしい。
夜中、これを聞くと、食べたくなった。
梅干し食べたくなった〜!など言ったら、もちろん!と出してくれた。
ここで食べた梅干しが、今までで最高に美味しかった。
なんと、さっそく梅干しを注文してしまった。

雲の無い大安の昼は足を伸ばして
明日香は、短大に入ってすぐに打ち解けた友達だ。
明日香ちゃんの良い部分は、たいていの事は見逃すし、細かい事はどうでもいいという寛大さ。
私から親しくなりたいと話かけたそうだが、さっぱり覚えていない。
一緒にいると、全てが小さくなるので、とても楽に生きれる。
引き締まっていてスレンダーなのに夜中にハンバーガーを注文しに行ったりするらしい。

じめじめした休日の早朝に昔を懐かしむ

アンパンマンは、小さな子に人気の番組なのに、しかしめっちゃ暴力的だと見える。
内容のラストは、アンパンチといってぶん殴って解決することが非常に多い。
こどもたちにもめっちゃ悪い影響だと私には思える。
ばいきんまんとかびるんるん達が、たいして悪いことをしていないときでも殴って話を終わらせる。
アンパンマンは、ばいきんまんとその他を見たら、やめろと怒鳴りながらもうこぶしを突き出している。
わけを聞かずに問答無用だ。
説得するわけでもない。
ただ、暴力で解決するからいつになっても変わらず改心せず、毎回同じ内容だ。
たぶん原作は違うのだろうけど、テレビ向きにするためにそんなふうになっているのだろう。

喜んで踊る先生と月夜
とある夏の昼前。
少年は空き地で、蟻の行列が虫の死体を運ぶところをじっくり見ていた。
アリ達はがんばって動き回っているのだが、虫の死体一つでこんなにも大量の蟻がいたって、無駄なんじゃないかと、少年は首をかしげた。
少年は、蟻たちに砂をかけたらどうなるだろう、という欲求が湧いてきた。
しかし、今日は単純に観察し続けることに決めた。
とても暑い日だから、少年の汗が頬を伝い、しずくとして地面に落ちた。

ぽかぽかした日曜の晩は想い出に浸る

5年前から、南九州に住むようになって台風をめっちゃ気にかけることになった。
強風が全く違うからだ。
佐賀に住んでいたことも東京に住んでいたこともあるけれども、しかし、台風の風の強さが全然違う。
サッカーのゴールが転がっていくと話を聞いた時は、大げさだと思ったが、現実だった。
暴風域の猛威がすごい台風が通った後は、ヤシや大木は道路に倒れ、海沿いの道は海からのゴミでたくさんで車で走るのにも道を選ばないと通れない。
海辺の家や旅館では、車のサイドミラーが破損したり、家のガラスが割れ、風が入って天井が飛んだりと嘘だと考えていたようなことを目撃した。
真上を通らずにかすっただけでも風はとっても強く、古い民家にいると家のきしむ音がとっても心配してしまう。

のめり込んで歌うあなたと電子レンジ
一昨日は、久しぶりに大雨が降った。
ウキ釣りの約束を先輩としていたのだけれど、雷まで鳴ってきたので、さすがに危なくて行けそうになかった。
あとで外を見たら、雨が降っていなかったので、やはり行こうということになったのだが、釣りに行く道具の準備をして、行ってみたけれど雨が降ってきた。
天気のよい休みにと言って釣り道具をしまった。
来週は雨じゃないらしい。
その時は、次こそ予定を立てて行ってみる。
天気のよい休みにと話して道具をしまった。
来週は晴れが続くらしい。
その時は、今度こそ予定を立てて行ってみる。

寒い土曜の午前は目を閉じて

私は、中学から高校生まで熱心に学習をしてこなかった。
他の生徒たちが一生懸命に学習していても、私は言われるままの内容をなんとなくやるといった感じだったと思う。
それでも、短大に入学してから私の興味のある分野の勉強に変わると、知識がするすると頭に入るようになった。
ついに、会社に入り、見習い期間を過ぎて本当の業務を任されると、今度は頑張って勉強せざるを得なくなった。
めんどくさいなど考える時間もなく、ひたすら頭を使う時期が続いた。
このような期間をしばらく体験すると、ふと学校時代に取り組まなかった学習をまたしたいと考えるようになった。
現在では、同じように思っている人が友人に何人もいる。

陽の見えない火曜の夜に料理を
太宰治の、「斜陽」は、休憩なしで読み進められると思う。
戦争が終わるまでは良い所の娘だったかず子が、誰にも負けない女に変貌する。
なかなかかっこいいとさえ思ってしまった自分。
かず子のように、誰にも負けない気の強さと、強引なくらいの我が戦後は必須だったのだろう。
分かるけれど、不倫相手の作家の妻からするとうざいだろうとも思える。

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